空気清浄器は今や一家に1台から一部屋1台になりつつあり、冷蔵庫と同様に一年中使用する通電家電として利用されるようになりました。
空気清浄器を利用する理由には色々あるかと思います。
- 風邪の予防、ウイルス除去
- ニオイ除去
- 花粉対策
- PM2.5や黄砂対策
- ハウスダスト対策
- 小さいお子さんがいる
購入を検討する際は、どのような条件で使用したいかが重要となります。
では3つに分けて紹介していきたいと思います。
- 空気清浄器の種類は?
- 部屋の大きさに適した空気清浄器は?
- フィルターの種類は?
空気清浄機の種類は?
空気清浄機には大きく2つあり、加湿機能なしと加湿機能がついた空気清浄機があります。
近年は加湿機能付きが人気となっており、最近では除湿機能までついている機種も登場しています。また無線LAN搭載機種も人気を集めており、スマートフォンのアプリで外出先から部屋がきれいになっているか確認できる機能もあり、『空気の見える化』で不安の解消ができるようになっています。
では加湿機能なしと加湿機能付きの特徴を説明していきます。
加湿機能有り
乾燥に弱かったり、喉が弱かったりと加湿があればかなり便利なはずです。
またインフルエンザウイルスなどは加湿された部屋の方が感染しにくくなります。
有害物質であるPM2.5対策では抜群の能力を発揮し、放出された水分がPM2.5を吸着させ排除するため非常に有効な機能となっています。
ただ加湿機能が働いているときは空気清浄機能が低下し加湿不足になる場合があります。
加湿を重視するのであれば加湿機能有を選択しましょう
加湿機能なし
加湿機能付きと違い、水タンクを収納しないためコンパクトな大きさを選択できます。
最近では加湿機能付きの機種もコンパクト化されてきており比較がしにくくなっています。
加湿機能なしは最近売れ筋ではないため、値段が下がりにくく、逆に加湿機能付きの方が人気のため値段が下がりやすいと言われており、どちらをとっても値段の差がないのが現状です。
2台目3台目と部屋の使用用途で加湿機能なしを選ぶのが良い選択肢ではないでしょうか。
部屋の大きさに適した空気清浄器は?
購入を検討する際に一番気になる部分であり、どれくらいの大きさだったらよいのか気になりますよね。
空気清浄器は『適用床面積』で表されています。
適用床面積とは
これは日本電機工業会規格で規定されている項目となっており、『たばこ5本分の煙に含まれる微粒子を30分でクリーンにできる広さ』を意味しています。
全然ピンとこないですよね、たばこを吸う人も吸わない人にもわからない例えです。
単純に『30分で部屋の空気が綺麗になる畳数(広さ)』と覚えればよいかと思います。
販売している空気清浄機ごとに適用床面積が表記されていますので、部屋の大きさを確認して購入を検討してください。
ただ注意点が一つ、加湿機能付きの場合は『加湿適用床面積』で表記されていますので、しっかりと確認しておきましょう。
フィルターの種類は?
空気清浄器にはフィルターの種類が色々とあり、いくつかのフィルターを組み合わせ使用しており、使用するフィルター、順番もメーカーによっても異なります。
使用しているフィルターは主に4つあります。
プレフィルター
プレフィルターは吸気口に設置されているもので大まかなホコリを除去します。交換不要で水洗いできるものが多いので、取り外しが容易で簡単に掃除できるものを選択しましょう。
集塵フィルター
最近は『静電HEPAフィルター』と呼ばれるものが主流で、10年間交換不要のフィルターが多くなっています。
交換不要とはいっても年数がたつと性能も落ちるため、性能が落ちてきたら交換しなければなりません。
脱臭フィルター
脱臭フィルターはその名前の通り、ニオイを除去するフィルターです。
ほとんどが活性炭を使用していますが、メーカーによっては脱臭フィルターを必要としないものもあります。
集塵フィルターと同様に10年間交換不要の機種もあります。
加湿フィルター
加湿機能付きの空気清浄器に必要なフィルターとなります。
フィルターに水を染み込ませ使用するタイプが多いため、こまめな手入れが必要となります。
プレフィルター同様、取り外しが容易で簡単に掃除できるものを選択しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
空気清浄器を選ぶ際の基本情報となりますので、しっかりと頭に入れておくことで使用したい条件に当てはまる空気清浄器への近道となります。
メーカーによっても違いがありますので、わからない部分があった場合には店員さんに聞くと良いでしょう。