エアコンは夏の時期、冬の時期になると必須の家電ですよね。
家電量販店へ行けば所狭しと並んでいるエアコン、見た目は同じに見えてしまい購入する際に何を基準で選べばよいかわからない方が多いのではないかと思います。
最近の住居は気密性も高く、部屋の条件によって購入を検討するサイズ等も変わってくるためしっかりと確認して適正なエアコンを購入しましょう。
では購入を検討する際に、どのような内容に気を付ければよいか?
3つのポイントで説明していきます。
- 部屋の大きさにあったエアコンのサイズ
- 駆動電圧(コンセントの形状)の確認
- 冷房、暖房の活用頻度
目次
部屋の大きさに合ったエアコンのサイズは?
エアコンの容量を見極めるうえで必要なのが部屋の大きさです。
購入を検討している部屋が仮に8畳だとした場合について例を挙げていきます。
家電量販店に並んでいるエアコンやカタログには『畳数の目安』の記載が必ずあります。
この目安をもとに適正となるサイズを選びますが、記載されている内容には注意するポイントがありますので説明します。
冷房時【8~12畳】と記載があった場合、8~12畳の部屋に適しているという意味ではなく、木造なら8畳・鉄筋なら12畳という意味となります。
木造住宅は密閉率が低く温まりにくいので畳数が小さくなり、逆に鉄筋住宅は密閉率が高くなるため畳数が大きくなるのです。
建物の構造によって異なるため以下のようになります。※表示の数値は南向き基準
8畳(最少数値) ⇒ 戸建てやアパート等
12畳(最大数値)⇒ マンション・団地等
暖房についても記載があり冷房時と同様の見方をします。
ただし冒頭で少し触れましたが、気密性や部屋の向きで適正サイズが変わりますのでしっかり頭に入れておいてください。
【加味するポイント】
- 建物の種類(木造・鉄筋)
- 建物の断熱性能
- 部屋の向き
- 窓の大きさ
駆動電圧(コンセントの形状)の確認
購入を検討する際には取付を行なう部屋のコンセントの形状を確認が必要となります。
エアコンのコンセントは特殊な形状をしており、電源が100V、200Vの違いだったり、電流の大きさによって異なりますので、コンセント形状は事前に携帯やスマホで撮影しておくと便利です。
冷房・暖房の使用頻度
エアコンは部屋の大きさや冷房や暖房を使用する頻度を総合的に判断し、適正なものを選ぶことが重要となります。
基本的に畳数の目安は冷房時よりも暖房時の方が狭くなっています。
冷房時の畳数目安で判断してしまうと、いざ暖房を使用する際に効きが悪く、能力不足により無駄な電気を遣う原因になってしまいます。
能力不足になると効きが悪くなるからと大きいサイズを購入してしまうと、逆にオーバースペックとなりエアコンが効き過ぎたりとこちらも無駄な電気を消費する形となります。
よって暖房を使用するかわからない場合には、暖房時の畳数目安を基準に選ぶようにすることで回避できます。
注意ポイントとして、購入を検討している部屋がリビングの場合、キッチンと一体化した間取りが主流となっており、換気扇や火を使用する場所では部屋の温度が変化しやすいため目安となる畳数より大きめのサイズを選ぶようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
エアコンを選ぶ際の基本情報となりますので、しっかりと頭に入れておくことで適正なエアコンを購入する近道となります。
また購入する際の重要ポイントとしてエアコンを取付ける場所、室外機を設置する場所についても寸法をあらかじめ図っておきましょう。
管理人も1ヵ所エアコンを取付ける際、設置場所が限られてしまったため、室外機へのダクトホースが室内で2m以上も引き回されたため、見栄えの悪い状態となり少し後悔をした経緯があります。
設置する場所によっては基本工事以外の料金がかかってしまうこともありますので、エアコンを購入する予定がある場合には、部屋の基本情報を事前にメモをしてから検討をしましょう。